この記事はこんな方に向けた内容になっています。
「泳げないんだけど恐怖を克服してダイビングをやってみたい」 「怖いけど海中世界を体験してみたい」 「体験ダイビングをお願いするショップ選びで重要なことを知りたい」 「体験ダイビング前にやっておくと良いことを知りたい」 |
今回は泳げない人が恐怖を克服して体験ダイビングを楽しむために大事なことについて以下3点を中心に解説していきます。
- 泳げない人でもダイビングができるの?
- 信頼できるパートナー・ダイビングショップの選び方・探し方
- 体験ダイビングに向けた事前準備
筆者である私はもともと子供の頃から水泳が得意な方ではありませんでしたので、ダイビングをやってみたいという気持ちはあったものの、不安な気持ちでいっぱいで丸1年間一歩を踏み出せずにいたのを覚えています。
その私が実際に体験ダイビングを経験するに至った時の経験やカナヅチの義母に体験ダイビングを挑戦させた時の話も織り交ぜつつ、泳げない人が恐怖を克服し、海中世界を楽しむための注意点なども共有させていただきます!
この記事を読み終えたあなたは水中世界への第一歩を踏み出し、自然界の素晴らしさを、楽しさを感じ、人生観さえも変わっていることでしょう!!
さぁ、まずはその一歩を踏み出しましょう♪♪
Contents (目次)
泳げない人の恐怖を克服してくれるダイビング道具
さて、泳げない人はなぜ泳げないのでしょうか?
ここではその”なぜ”を紐解いていきましょう。
なぜ泳げないのか? それは怖いから。。。
泳げない人が抱えている問題を超簡単に言うと、実はたったの1つです。
それは…
『怖いから』です。
それを逆に考えてみると
『怖くなければ誰でも泳げる!!』
だから、泳げない人が泳げるようになる方法は1つ!
『怖さを克服する』
そもそも学校のプールの授業で教えているのは『泳ぎ方』であって
『怖さを克服する方法』じゃないのです!
怖さを克服する方法を教えてくれず、泳ぎ方を必死に先生は教えます。
泳げない人が多ければ怖いから泳げないんだということに気付いてくれるかもしれませんが、割合的に泳げない人が少ないですよね。
そもそも学校では泳げる先生が泳ぎ方を教えていると思います。
そう。泳げない人の気持ちがわからないままに教えているのです。
では、どうしたら恐怖を克服できるのか??
泳げない人は『水に対する何らかの恐怖心』があり、恐怖を感じる理由は『生命への危険を感じる』からです。
『水に浮くことができない』 = 沈んでいきそうで怖い
『息づぎができない』= 呼吸ができなければ溺れてしまうので怖い
そういった恐怖が泳げるようになるのを阻んでいるんです。
泳げるようになる第一歩は、なぜ怖いのかの原因を知ること、原因を認識し、その原因を取り除く、または緩和することが重要です。
泳げなくても恐怖を取り除いてくれる道具とは?
ところでダイビングするのにそもそも泳げる必要があるかと言いますと。。。 一般的に言われている泳げるというスキルは必要ありません。
『水に浮くことができない』、『息継ぎができない』という恐怖を克服するというレベルの努力は不要です。
それはなぜかというと、
そういった恐怖を取り除いてくれる道具、泳げない原因の恐怖を取り除いてくれる魔法の道具といえるものを身に着けて行うレジャースポーツだからです。
そもそも泳ぐというスキルを持ち合わせているプールで何メートルでも泳げる人、海でサーフィンを楽しんでいる人、
泳ぎの上級者といえるアスリートでさえ、肺呼吸で生きている人間は何も装備をしていなければ水中にずっといることはできないし、
酸素を得ることが出来なければ間違いなくパニックを起こします。
所詮人間の身体的機能を考えてみると、水中世界では、泳ぎの上級者だろうと酸素を体内に取り込めなければ溺れちゃうんです。
さて、その道具とは、
怖さを取り除いてくれるダイビング道具
- マスク
目と鼻を覆ってくれるので、目や鼻への水の侵入を防いでくれます!!
- 酸素ボンベ+レギュレータ
たくさんの空気を貯めたボンベ(タンク)とその空気を口へ送り込んでくれるレギュレータというものを装備するので、水中でも呼吸ができます。
息継ぎ? そんなもの必要ないのです。
- ウェットスーツ
着ることにより浮力を得られるので、勝手に水中へ沈み込んでいくことはありません。水中でも体温を保ってくれたり紫外線対策、怪我を防いでくれます。
- フィン(足ひれ)
水中でバランスを取ったり、行きたい方向へ向きを変える推進力を得られます。 自由が利かない感覚の恐怖を取り除いてくれます。
- BCD
BCDはダイビングに使用する浮力調整具で、Buoyancy Control Device(ボイヤンシー・コントロール・デバイス)の略です。
身体に装着するためにリュックみたいになっていて、本体の空気袋と、酸素ボンベから空気を送り込むための吸気弁、内部 の空気を排出するための排気弁などがついています。
要は簡単な操作で浮力を増やしたり、減らしたりできるので浮いたり沈んだりをコントロールできます。
安心してダイビングをするためのパートナー選び
さて、ダイビングでは恐怖を取り除いてくれる道具を使うことが分かってくれたと思います。
ですが、実際には道具があれば泳げない人の恐怖心をすべて取り除くことができるという訳ではありません。
ドラえもんじゃあるまいし、道具さえあれば何でもできるってそんな簡単な話じゃねー(怒 と泳げない人は思うでしょう。
そうです。 道具だけでは大自然の海へダイブすることへの恐怖心・心配な気持ちを取り除いてしまうことは出来ませんよね。。。
安心を与えてくれる信頼できるパートナー
そこで重要なもうひとつのポイント!
『一緒に水中へ行ってくれる安心を与えてくれる信頼できるパートナー』が必要です。
恐怖を取り除いてくれる・和らげてくれる道具に加えて、最終的には信頼できる、安心を与えてくれる、「僕が、私が付いているから大丈夫だよ!!」と声をかけ続けてくれる存在。が必要です!
泳げない人のほとんどの理由は「怖いから」。怖くなくなるまで補助をしてあげて、怖くなくなるまで声掛けしてあげるしかないのです!!
恐怖を取り除いてくれる・和らげてくれる道具 + 信頼できるパートナー、そのどちらが欠けても体験ダイビングを楽しむことはできない、ダイビングを続けてみたいと思うことはできません。
それらが泳げない人、泳ぎに自信がない人がダイビングに挑戦できる唯一の方法。 できればダイビングを趣味にしたいと考えている人がトラウマを抱えずに済む方法です。
信頼できるパートナー・ダイビングショップを選ぶ時の重要ポイント10
さて、信頼できるパートナーと言われてもなぁ?。。。ってなりますよね!?
体験ダイビングをやる時の最適なパートナーは、スキューバーダイビングを生業とされているプロのガイドさん、インストラクターさんです。
プロのガイドさん、インストラクターさんはダイビングの経験のみならず、危険を未然に防ぐ能力、不測の事態が起きた時の対応能力を会得した方々です。
ですので、いくらダイビングの経験がある友人が近くに居ても、その人がプロのガイドさん、インストラクターさんじゃなければ危険です。
さて、プロのガイドさん、インストラクターさんはどうやって探せばよいのでしょうか?
プロのガイドさん、インストラクターさんはダイビングショップを営まれている、若しくはダイビングショップに勤務されています。
現代の文明の利器! ネットサーフィンで探しましょう。
インターネット上にショップのウェブサイト(ホームページ)を展開されているショップじゃないと判断材料を収集できませんし、口コミを得ることができません。
そこで信頼できるパートナー・ダイビングショップを選ぶ時の重要ポイントを以下にまとめましたので参考にして下さい。
信頼できるパートナー・ダイビングショップを選ぶポイント
- 最適なパートナーは、プロのガイドさん、インストラクターさんから選ぶ
プロフェッショナル以外の人をパートナーとするのは危険です。絶対にやめて下さい。 - ダイビングショップを運営さえている・勤務されているガイドさん、インストラクターさんであること
経営者・会社に所属していない = コンプライアンス(「法令を遵守する」+「法律として明文化されてはいないが、社会的ルールとして認識されているルールに従って企業活動を行う」
に対する補償が得られません。 - ショップのウェブサイトから体験ダイビングを得意としている・実績があるエビデンス(証拠) = 口コミなどから読み取ることができるか?
ダイビング中・上級者向けのスタイルではなく、体験ダイビング・初心者向けをコンセプトとされているのかは、泳げない人・初心者に対する配慮・心遣いができるかという点に影響があります。
- 問い合わせ時・予約時の対応が迅速・丁寧かつ親切か?
問い合わせ時・予約時の対応でなんとなく信頼できるショップかパートナーか何となく分かります。
問い合わせに対する反応が早い・問い合わせ内容に対する回答が的確・受け答えが丁寧でスマートかはダイビング当日の対応ともイコールの可能性が高いです。
対応が早いかについては、時間帯に依りますので判断にはご注意を! 他のお客さんに対応されている時間帯に問い合わせしても直ぐに回答がこないのは当たり前です。
- 予約時に旅行のスケジュールを事前に教えて下さいとの問い合わせをしてくれるか?
もし飛行機を使う旅程を組まれている方は要注意です。ダイビング後は減圧症という症状になるのを回避するために、飛行機搭乗まで最低限12時間の待機時間が推奨されています。
また、もし数日間に渡ってダイビングを計画している場合は、飛行機搭乗まで最低限18時間の待機時間が推奨されています。
その点を事前に把握し、説明してくれるのは信頼できる証拠といえます。 - 体験ダイビングの経験があるか? 泳げるか? 持病がないか?を事前に教えて下さいとの問い合わせをしてくれるか?
ダイビングをするには、ダイビングをするのに影響のない範囲の健康体である必要があります。
基本的には何歳まででも健康な人であれば、年齢に関係なくスキューバダイビングができるのですが、60歳以上(ショップに依っては55歳以上)の方は事前に医師の診断を受けて、
ダイビングをしても問題ないという医師の署名入り病歴診断書を提示する必要があります。
また、高齢者じゃなくてもダイビングをやるには危険があると定義されている病気もありますので、持病があるかたは事前に病歴診断書について調べておき、
ご自分がダイビングをできる適正があるかをきちんと把握しておきましょう。 - 体験ダイビング時のエスコートの仕方を詳しく教えてくれるか?
水中に入る前・水中での器材の操作は基本的にガイドさん・インストラクターさんがやってくれたり、
水中では手を握ったり・腕をつかませてくれたり・タンクを掴んでくれたりして移動するのか等、親切に詳細に受け答えしてくれるショップは安心できます。 - お値段は適切か?
事前に値段の内訳、ウェブサイトに記載さてれいる値段以外に費用が発生しないか確認した上で、他のショップに比べて高すぎないか、安すぎないか確認しておきましょう。
相場を踏まえて上で、ご自分の安心と引き換えに出来る値段であれば良いと思います。 - 出来れば日本国内で体験体験ダイビングする方向性で考えること
海外のダイビングショップは、体験ダイビングといえども、あまり事前説明をしてくれなかったり、器材をさっさと装備されて「ほらどうぞ、飛び込んで」てきな勝手に潜れ的なところもあります。
実際に怖い思いをた人もいますので、どうしても海外で体験ダイビングをやりたい場合は、日本人のインストラクター・ガイドがいらっしゃるこころをお勧めしますが、海外ショップはお勧めしません。
海外は誓約書を書かされて、基本的に自己責任という感じの様です。 日本国内は比較的至れり尽くせりのサービスを得られます。
もちろん、そういうところばかりではありませんので、海外で体験ダイビングを検討されている方はしっかり事前に調査、見極めることを怠らないでくださいね。 - 生理的に受け付けない点がないか隈なくウェブサイトをチェックしておくこと(パートナーではなく、あなたの問題です。)
ショップに所属しているガイドさん、インストラクターさんの顔が好みのタイプか?という話ではありません。
例えば、毛深い人、不潔そうな人が苦手などはあなたの主観ですが、そういったことが気になる気質がある方はダイビングに集中できなくなるので要注意です。
体験ダイビングに向けた事前準備
泳げない人がダイビングに挑戦するために恐怖を取り除いてくれる道具の知識と安心を与えてくれるパートナーの重要性と選び方については分かってくれたと思います。
最後に、体験ダイビングに向けて事前に準備をしておくと更に安心して臨める、安全を担保できることをここでお伝えしておきたいと思います。
安全なダイビングをするためにに気を付けるべき8つの心得
安全にダイビングを楽しむには、具体的にどんなことに気を付けておき、何を事前に実践しておくべきなのでしょうか?
先輩ダイバーやプロのガイド・インストラクターさんから得られた情報をもとに、8つの心得としてまとめてみましたので、体験ダイビングに臨む日まで念頭に入れて過ごして下さいね。
- 日々健康管理を心掛け、定期的に健康診断を受けて自分の健康状態を把握しておく
- 日頃から適度な運動をして、少しでも体力をつける運動をしておくこと
- ダイビングする前には必ず準備体操をして、ふくらはぎ、太ももの表裏、足首などを伸ばしておく
- いくら恐怖を克服できる道具があるとしても、運動神経に自信があっても自分を過信をしない
自分を過信する人はガイド・インストラクターさんからしたら一番相手をしたくない部類の人です。 - 前日の飲酒は出来る限り控え、深酒は厳禁
- 寝不足状態でのダイビングは絶対に避ける様、前日は早めに就寝する
- 器材・天候・海況・体調等で不安要素がある場合はダイビングを見送る勇気をもつこと
楽しみにしていたとしても、体調が悪ければ無理するべきではありません。
当日の場合はキャンセル料が発生しますが、命よりも優先すべきことではないでしょう。 - ダイブスポットの地形や海況に詳しいダイビングショップにガイドを信頼し、ガイドさん・インストラクターさんの指示に従うこと
身体能力の低下を補う努力を続ける、体調管理を心掛け、事前準備を怠らず、安全第一を優先したダイビング計画をすることが大事ということですね。
これだけ出来れば大丈夫! 水中で気を付けるポイントはたったの3つ!
ダイビングの道具を身に着けて、適切なパートナーと一緒であれば、水中で気を付けておくべきポイントはたったの3つだけです。
- 息はしっかりと吐いて深呼吸
水中ではレギュレータと呼ばれる空気を供給してくれる道具を口に加えて口呼吸をすることになります。
重要なのは呼吸はしっかりと息を吐き切ることが大切です。 - 耳抜きをしっかりとゆっくり確実に細目にやる
水中に潜り始めると、耳に水圧がかかるので飛行機に乗った時のように耳に違和感を感じます。
水中の圧力と耳内の気圧に差が出て起きる症状ですので、ほうっておくとダイビングの最中に耳が痛くなってきます。
水深が深くなっていく毎に圧力が変化していくので水深1m位のから耳に違和感を感じるので痛くなる前に耳抜きをすることが重要です。 - マスクに水が入ってしまったり、もしも怖くなってきたらインストラクターさんに伝える
たまにマスクの中に水が入っきたり、怖くなってきたらその気持ちを素直に伝えましょう。
ガイドさん・インストラクターさんはプロですので落ち着かせる術をご存じです。
この3つのポイントだけ気をつけておけばそれ以外は全てガイドさん・インストラクターさんの指示に従えば大丈夫です。
カナヅチで泳げない人でも深呼吸、耳抜きは水中じゃなくても地上でもやることありますよね?
水中でも難易度は地上と変わりありません。
あとは最後のひとつ、不安に思うことが起きたらガイドさんに不安だと伝えれば良いんです。
ガイドさんの腕を引っ張ったりして気付いてくれればプロの経験と勘で状況を把握してくれて適切な対処をしてくれるので深呼吸を忘れず、耳抜きを細目にやっていけばいつの間にか怖さは自然となくなります。
たくさんの泳げない人が実際にダイビングを楽しんでいる現実
長々と説明してきましたが、泳げるやつ、ダイビングを既にやってる人に泳げない人の気持ちは所詮わからんだろう(涙 という方の為に実際にカナヅチで泳げない人が実際に体験ダイビングを楽しんだ実例を紹介したいと思います。
私の義母は還暦越え(60歳以上)で、ダイバーでいうと高齢者と分類できる年齢で、しかもカナヅチで泳げない人です。
数年前に沖縄旅行を計画していたところ、義母も一緒に行きたいと。。。
私はダイビングをしたいので、ダイビングと妻のグルメ欲を優先した旅程を組もうとしていましたので、カナヅチで泳げない義母を連れて行くのに難色を示していました。
ですが、高齢者であまり旅行も行けなくなるかもしれないし、当時4歳の娘も義母と一緒に行きたいと言い張るので迷いました。。。
で、私が取った行動は、カナヅチ義母をシュノーケリングに挑戦させれば良いのだというゴリ押し結論でした。
ところが、義母はどうせならシュノーケリングだけじゃなく、ダイビングにも挑戦したいと言い出したのです。。。 その時はマジか!?と思ったのですが、要望に応えることにしました。
前述した泳げない人が恐怖を克服して体験ダイビングを安全に楽しむためにはどうしたら良いのかを調査し、実践し、経験に基づいてまとめ上げた内容となっています。
実際にカナヅチの義母がダイビングに挑戦した時の記事のリンクを以下の貼っていますので読んでみて下さいね。
実際に今でもカナヅチで泳げない人(プールで泳ぐという行為が出来ない人、誰かが付き添っていないと溺れる自信があるといっている人)がダイビングを実際に楽しんた事実が書かれています。
また、説明中に出てきた病歴診断書や安全にダイビングをするための心構え等をまとめた記事もありますので是非読んでおいて下さい。
まとめ
ダイビングにはプールや海水浴レベルで泳げるというスキルは必要ありません。
恐怖を克服し、安全にダイビングをするのに必要な事は、以下の3つのポイントを満足する環境を整えることです。
- ダイビングに使う道具はあなたの恐怖を克服(取り除いてくれる)、または和らげてくれる道具であることを理解する
- ダイビングに同行してくれる信頼できるパートナーを探しあてる
- 事前準備をしっかりおこなうこと
泳げないけど、海が好き!! 水中世界に興味があるのに勇気を出して一歩を踏みさせない人がこの記事を読んで前に進んでくれることを願っています。
私はこれから海に関わる仕事をして行きたいと考えていますので、いつかどこかの海で私のこの記事をきっかけにダイバーとなった方に巡り合えることを楽しみにしています(^^♪
勇気を出して一歩を踏み出しましょう!!