これからダイビングを始めてみたいという方は、「道具を揃えないと!」と思っている方が多いですが、まずは「いつ買うか」「何から買うか」と計画を立てる必要があります。
ダイビング道具を揃えると、グローブやマスクなどで2〜4万円程度、スウェットスーツまで揃えると6〜12万円程度、BCDなどで30〜50万円程度と決して安くありません。
そこで今回は、
- ダイビング道具を買う時期と購入先
- ダイビング道具を揃える順番、最低限必要の5つの器材
この2つを詳しく解説していきます。
Contents (目次)
ダイビング道具はいつ買う?時期や購入先
ダイビング道具を購入する時期は、年間何本潜るのかによって異なります。
頻繁に潜る方はダイビング道具を購入した方が安くつきますが、旅行ついでにダイビングを楽しむ程度であればレンタルの方が安い。
またダイビング道具も安く購入できるネット通販より、試着できるダイビングショップで購入した方がいいでしょう。
ここからは道具を購入する時期、ダイビングショップで購入した方がいい理由について解説していきます。
ダイビング道具を購入する時期
ダイビング道具を揃えたいと思うまでに、ダイビングスクールの体験ダイビングを経験してから、Cカードを取得してもっと深いところまで潜れるようになった頃だと思います。
それまで1日10,000円前後のレンタルでダイビングを楽しんでいた方も、「そろそろ自分専用の道具が欲しい」と感じ始めるころだと思います。
レンタルは安価でダイビングに必要な道具が一式揃うというメリットがありますが、レンタルする場所によって扱う道具が異なるので、毎回道具に慣れるまで時間がかかるというデメリットがあります。
自分専用のダイビング道具を揃えておくことで、サイズ調整や使い方を覚える煩わしさから解放されるので、純粋にダイビングを楽しむことができます。
しかし自分専用のダイビング道具を購入するのは、ダイビングを始めて1年後くらいが目安です。
年間何本潜るのか、潜る本数によってレンタルの方が安いのか、それとも購入した方がいいのかが1年経つとわかってくる頃です。
ダイビング道具が購入できるところ
ダイビングの道具はダイビングショップやネット通販の2つで購入することができます。
ネット通販のメリットは、安く手軽に購入できるというものですが、サイズが合わなかったなどのトラブルが起こりやすいので、試着できるダイビングショップで購入することをおすすめします。
ダイビング道具は、体型や骨格などによってフィットする道具が異なります。
例えば目と鼻を保護してくれるマスクは、自分の頭や顔にフィットするものを選ぶことで、マスク内に水が入ってくるのを防ぐことができます。
またマスクは視力の矯正が必要であればレンズを入れることができます。
このように実際に試着したりして手に取らないとわからないことが多いので、ダイビング道具はダイビングショップで購入するようにしましょう。
ダイビング道具は何から買えばいい?最低限必要の5つの器材
ダイビング道具はグローブなどの手軽で安価な道具から、BCDなど高価な道具まで価格帯がとても幅広いです。
ダイビング道具を一式揃えるなら50万はかかることを覚悟する必要があるため、経済的な負担がかからないようにしっかりと計画を立てて購入する必要はあります。
そこでここからは、優先順位別に必要なダイビング道具を5つご紹介いたします。
1.ダイビングコンピューター
深度・潜水時間などを表示するダイブコンピューターは、ダイビングを行う時に腕時計のように腕につける道具です。
減圧症の原因となる急上昇・急降下時に警告アラームで知らせてくれる他、スキルアップにも必要な道具なので、始めてダイビング道具を購入するときにおすすめです。
ダイブコンピューターはメーカーによって価格帯は幅広いですが、おおよそ60,000円程度します。
また防水性能が高いので、電池交換タイプだと電池交換費用が高額になるため、ソーラー充電式がおすすめです。
2. マスク・フィン
目と鼻を海水から保護してくれるマスクは、レンズが1つの「一眼」と、レンズが2つの「二眼」があります。
一眼は視野が広いというメリットがあり、二眼はマスクに入った海水を排出しやすいというメリットがあります。
自分の頭に合わせてベルトを調節する必要があるので、レンタル品だと借りるたびにサイズ調整を行わないといけない煩わしさがあります。
自分専用のマスクを購入することでサイズやフィット感を高めることができ、視力矯正が必要な際はレンズを入れ替えることが可能です。
また、水中で泳ぐのに必要なフィンも自分用に購入しておくといいでしょう。
フィンには素足で履くフルフットタイプと、ブーツを履いてから履くストラップタイプの2種類があります。
- フルフットタイプ:足と一体感が生まれるので、蹴った力が効率よく伝わる
- ストラップタイプ:着脱がしやすく、フィット感が良い
硬さや長さなど種類が様々なので、自分専用のフィンを購入しておきましょう。
ダイビング用マスクとフィンの選び方やおすすめについて書いている記事を参考にされてみて下さい。
3. 水中カメラ・ハウジング
ダイビングをより楽しむための道具である水中カメラや、防水・耐圧ケースであるハウジングは、レンタルでは貸し出していないことが一般的なので用意しておくといいでしょう。
専用の水中カメラを使用して水中撮影を楽しむのもいいですが、スマホ用ハウジングを使用すれば手持ちのスマホが水中カメラとなって水中撮影をすることができます。
ハウジングを使用することで防水仕様ではないカメラを水中カメラにすることができますが、ハウジングの防水パッキン部分であるOングや、Oリングの溝にゴミがついていないかよく確認しましょう。
初心者ダイバーでも使いやすい水中カメラマスクについて書いている記事を参考にされてみて下さい。
4. ウェットスーツ
ダイビングは年間通して楽しむことができるマリンスポーツなので、夏以外の海水が低い季節にダイビングを楽しむなら、ウェットスーツは必須です。
ウェットスーツは海水の冷たさから体温を奪われないように守ってくれる機能があり、ダイビングの邪魔にならないためにも体にフィットしたものを選ぶ必要があります。
既製品のウェットスーツは安く購入することができますが、例えばウエストはぴったりなのに首周りがキツいというフィット感の問題がよくあります。
そのため約40,000円程度で購入することができるオーダーメイドのウェットスーツを購入するようにしましょう。
5. BCD・レギュレーター・オクトパス・コンソールゲージなど重器材
年間複数本潜るのであれば、重器材を一式揃えておくことをおすすめします。
- BCD:浮力を調節する器材
- レギュレーター:空気を吸うための器材
- オクトパス:緊急用レギュレーター
- コンソールゲージ:タンクの空気量を示す残圧計、深度を示す水深計、コンパス
これら4つの重器材は、まとめて購入するのがスタンダードです。
全て揃えると60,000円から購入することができますが、メーカーをこだわると10万円以上する場合もあります。
まとめ
ダイビング道具を全て揃えると決して安くはない費用が必要になるので、しっかりと計画を立てて購入する必要があります。
もしあなたが年間数本程度しか潜らないのであれば、レンタルで借りた方が安く済むかもしれません。
しかし年間複数本潜るのであれば、自分専用のダイビング道具を購入していいでしょう。
ダイビング道具を購入するまでは、1年間程度レンタルのダイビング道具に触れて使用感などを学んだり、自分にあった道具を見つけるようにしましょう。
また、ダイビング道具は一度に一式購入するのではなく、購入しやすいものから購入していくことをおすすめします。
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