初心者ダイバーでも海の中の綺麗な景色や出会った水中生物の写真を気軽に撮影したい、記憶だけでなく記録として水中世界の思い出を残したいですよね。
水中撮影には水中でも使えるカメラ、別売りの水中でカメラを使えるようにするためのアクセサリーと併用することで撮影することが可能となります。
今回は、ダイビングもカメラも初心者のダイバーでもあまり専門的で難しい知識を必要とせず、
コスパ良く手軽に綺麗な水中写真が撮れる水中カメラを紹介していきます。
Contents (目次)
ダイビングで使える水中カメラの種類 - 初心者ダイバー向けのカメラは?
現在、水中で使えるカメラの種類には大きく以下の2種類あります。
- コンパクトデジタルカメラ(コンデジカメラ)
コンデジカメラ- カメラ本体にレンズが既に内蔵されており、レンズを交換することができないので広角やズーム(焦点距離)性能を購入後変えることができないがコンパクトでもし運びが楽なのでアウトドアに最適
- デジタル一眼よりもカメラ部有効画素数 1200万画素 / 総画素数 約1271万画素程度で十分高画質な撮影が可能
- お手頃価格:比較的コスパが良く(2万円後半~5万円程度の手頃な値段)
- IPX68適合のモデルがあり、本体のみでも水中で使用できるものがある(メーカーやモデルによって本体のみでの防水性能は10m~31mと様々)
- カメラメーカーまたは、水中撮影機材メーカーから水中ハウジング(水中防水ケース)が本体価格以下 or 同等の値段で発売されている
- サイズは一般的なコンデジカメラとほぼ変わらない大きさで、重量は約250g(充電池およびメモリーカード含む)程度と携帯性が抜群に良い
- 気軽にダイビングに使える水中カメラとして多くのダイバーが愛用しており、ダイビングショップにも評判が良い!
IPX68の意味は、外来固形物に対する保護等級が最高レベルの6級:粉塵が中に入らない(耐塵形)+ 水の侵入に対する保護等級が最高レベルの8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)です。水の侵入に対する保護等級0~7までは試験方法が規定されていますが、IPX8だけは「IPX7より厳しい試験条件」という規定があるだけとのことですので、実際にはメーカー独自の規格です。
ほとんどのメーカーが「○mの水深で」といったように、具体的な水深の数字を記載しています。
要は、本体のみでもメーカーが記載している水深条件下の水中で操作・使用できるカメラです。
コンデジカメラの長所は、何といってもポケットにも入るその持ち運びのし易さです。
水中ハウジングに入れても1kg程度の重さ、かつレンズ内蔵型で軽量なため、水中でも取り回しが楽なので気軽に水中写真を撮りたい方におすすめです。
スマホ内蔵のカメラと比べて光学ズームやマクロ撮影機能が充実しているので、旅先やイベントでも大活躍です。
- デジタル一眼(レフ or ミラーレス)
デジタル一眼(レフ or ミラーレス)- レンズを交換することができるので広角やズーム(焦点距離)性能を購入後変えることができる
- 大きいセンサーサイズで高画質を実現! カメラ部有効画素数 2000万画素以上で高解像度・高画質な撮影が可能
- 高価:初心者には比較的高い価格帯のものが多く本体のみでも15万円以上~40万円程度(プロ仕様は100万円越えも)、別売りのレンズも含めると20万円以上~となる
- 本体のみで防水性能を備えたモデルはないので、必ず水中ハウジング(水中防水ケース)に入れて水中で使うことになる
- カメラメーカーまたは、水中撮影機材メーカーから水中ハウジング(水中防水ケース)が販売されているがカメラ同様に高価な物となる
- サイズは両手で持っての操作が必須、重量は本体のみで400g以上 (充電池およびメモリーカード含む)、レンズも含めると1kg弱
デジタル一眼カメラは“一眼”や“デジ一(いち)”などと呼ばれ、写真愛好家から絶大な支持を得ていているカメラです。
その理由はなんと言っても画質が良いことと、レンズの交換ができ、シチュエーションに合わせてレンズを変え、本体ひとつで様々な写真撮影を楽しむことができます。
プロのように写真を極めたい方、魅力的な写真を撮りたい、カメラそのものが好きだという方に向いています。
カメラは用途に応じてレンズを交換でき、高画質で凝った写真を撮ることができますので、カメラを使いこなして、写真に自分の色を出したいというこだわりのある方にぴったりです。
ただし、本体に防水機能がないものが多く、レンズも別付けなため、水中に持ち込むにはハウジング(防水ケール)との併用が必須となってしまいます。
金額はレンズ込みで20万円~という高価な物が多く、また価格帯の幅が広く種類も豊富ですので、初心者にはどれを選ぶべきかを決めるのも難しく、
慣れてくるまではなかなか手が出せない代物と思っておいた方が無難だと思います。
ダイビング初心者にはコンデジカメラがおすすめ!
私も含めたまだまだダイビング初心者の人には”デジタル一眼”と”コンデジ”カメラどちらを選ぶべきかについては、断然”コンデジ”カメラをおすすめします。
以下がその理由です。
- コスパが良い! コンデジカメラ本体+ハウジングでも6万円~8万円程度で買える (デジタル一眼の場合は、カメラ本体のみで20万円~ + ハウジング + レンズ)
- 水中使用を想定したモデルが多い
- 水中ハウジングに入れても1kg程度の重さ、かつレンズ内蔵型で軽量なため、水中でも取り回しが楽なのでカメラをあまり意識せずに水中移動できる
- 水中撮影時の中性浮力や姿勢のコントロールが楽(姿勢を安定させるのにあたふた・バタバタするとエアの消費も増える)
- ビーチエントリーとボートエントリーどちらでも運搬が楽(落としたりぶつけたりして破壊するリスクが低い)
- ハウジングのセットアップミスやトラブルで万が一カメラを水没させてしまってもコスト的ダメージが少なくて済む
- ハウジングのセットアップミスやトラブルで万が一カメラを水没させてしまっても本体の防水性能の範囲内の深度以内で救出できれば無事な可能性が高い (デジタル一眼は助かる見込み薄い)
ダイビングに最適な水中カメラの選び方 - 機能・仕様を理解しよう!
初心者ダイバーへのおすすめは”コンデジカメラ”である理由は理解していただけたと思います。
次は、コンデジカメラがおすすめなのは分かったけど、実際にどのカメラを選ぶか迷ってしまうことでしょう。
ダイビング用の水中カメラを選ぶ時に重要視すべきポイント
水中で使えるコンデジカメラもメーカーや機種によってそれぞれ機能、性能、特徴が違います。
そこで、ダイビング用の水中カメラを選ぶ時に重要視しておくべきポイントについてまとめてみましたのでカメラ選定の参考にして下さい。
防水性
防水機能付きのカメラだといっても完璧な防水性能を備えているわけではありません。カメラごとに耐えられる水圧の上限が存在します。
その上限を超えると、水を防ぎきれずにカメラ内部に水が侵入してしまい、故障の原因となってしまいます。
防水保護等級という工業規格で定められた防水性能の指標でIPX8のもの(水の侵入に対する保護等級が最高レベルの8級:継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形))のものを選ぶのが最低条件。また、メーカーが何メートルの深さまでをIPX8の前提条件にしているかという数値を仕様として謳っていますのでその値を参考にして下さい。
IPX規格についももう少し詳しく知りたい方は、【知識】防水や防塵の等級を表す「IPX」って何? のページを参照されて下さい。
画素数
これに関しては何となく知っているという人は多いのではないでしょうか。
1画素は1つの色の点を表しています。そして写真はその画素の集合体です。つまり画素数が多い写真ほどきめ細やかな写真となるわけです。
ですが、現存する最新のカメラは高画素化が十二分に進んでおり、これ以上進んでも人間の肉眼では違いの判別ができないほどのレベルにしてしまっています。
画素数が少なすぎない限りは目に見えて違いが出てくることはありませんので最新のコンデジカメラであればデジタル一眼との違いはさほど気にならないと思います。
F値( 解放F値)
F値というのはレンズの絞りにまつわる数値です。
どれだけ明るい写真を撮影できるかということを数値として表したもので、簡単に言うと、数字が小さいほど明るい写真を撮影することが可能です。
明るい写真を撮影できる = 暗い場所でも少ないノイズで撮影ができ、手ブレの少ない写真を撮ることもできます。
水中を撮影する場合、特に深度が深い場合は光量が少なくなり周囲が暗いことが多いので、開放F値が小さい(明るく撮影できる)カメラのほうがキレイな写真を撮影できます。
F値の小さいレンズを「明るいレンズ」、F値の大きなレンズを「暗いレンズ」など呼んでいます。
センサーサイズ
レンズから入った光を受け取る部分が、イメージセンサー(画像素子)と呼ばれているパーツがあります。
イメージセンサーが受けた光を画素に分解して写真のデータに変換してくれるものです。
つまり、1つ1つの画素に分解する前の写真=センサーサイズが大きいほど鮮明な写真が撮影できることになります。
一般的に、センサーサイズが大きなカメラほど高精度できめ細やかな写真が撮れる傾向にあります。
詳細については、イメージセンサーメーカーとして第一線を走っているメーカーであるSONYの以下のページを参照されて下さい。
フルサイズセンサー”と“APS-Cセンサー”の違いとは?知っておきたい6つのポイント
焦点距離
レンズから焦点までの距離です。例えば「28mm-140mm」といった数値で表されるのが一般的です。
焦点距離の最小値が小さいほど一枚の写真に広い範囲を収めることができ、最大値が大きいほど望遠機能に優れているレンズということとなります。
「28mm-140mm」のレンズの場合は、通常撮影のときが28mm、最大までズームを使用した場合には140mmの焦点距離の状態となります。自撮りや動画撮影のような、できるだけ広い範囲を撮影したい場合には値の小さな広角レンズ搭載のタイプが活躍し、望遠で遠くのものを大きく残したい場合は最大値のできるだけ大きなものが活躍するでしょう。
なお、焦点距離はレンズやセンサーにより算出できる基準が異なります。そのため、35mmカメラに換算した値で評価するのが一般的です。
基準を揃えることで、他のカメラと比較しやすくしてある。
詳細については、焦点距離|撮影の基礎知識|デジタル一眼カメラα(アルファ)で写真撮影を楽しむ を参照されて下さい。
手振れ補正
キレイな写真の撮影に欠かせないのが手ブレ補正機能です。特にズームの時や暗所での撮影の際に生じやすい手振れを低減してくれる機能です。
手振れ補正機能には大きく2つの方式があり、電子式と光学式の2つに分類できます。
電子式はコンピュータによる画像処理で映像内の振れを修正するのに対して、光学式はレンズやセンサーが動いて光の状態で振れを軽減させます。
一般的に光学手ブレ補正のほうが電子式よりも効果が高く、キレイな写真を残すことが可能です。
光学ズーム
デジカメのズームには、光学ズームとデジタルズームの2種類があります。
デジタルズームはセンサーが受けた映像をカメラ内のコンピューターが画像処理で拡大しているだけに対して、光学ズームは望遠鏡のようにレンズで映像を拡大する機能です。
つまり光学ズームのほうがより高精細な写真を撮影できることとなります。
一般的にデジタルカメラは光学ズームとデジタルズームを組み合わせてズームを行っており、光学ズーム倍率の高いカメラの方が高倍率の際により鮮明な写真を撮影することができます。
防塵防滴
カメラ内部に水や砂などの混入を防ぐ機構を搭載した防塵防滴機能のこと。
電気機械器具に「IP○△」という表記がされているのを見たことがある方もいらっしゃると思います。
この表記は、○に入る数字が防塵、△に入る数字が防水についての保護等級を意味しています。防塵の保護等級は0級~6級まであり、防水カメラでは6級(IP6△)のものを選ぶと良いでしょう。
IPX規格についももう少し詳しく知りたい方は、【知識】防水や防塵の等級を表す「IPX」って何? のページを参照されて下さい。
耐衝撃性
ダイビング以外のアウトドアシーンでコンデジカメラを使われることもあるかと思います。うっかりカメラを落としてしまったなんて事態を想定して、耐衝撃性のあるコンデジカメラを選びましょう。
2m以上の耐衝撃性を備えているものを選んでおけば、どんなシーンでも安心して撮影を楽しむことができます。
耐衝撃性とは、どのくらいの高さから落下テストをしたのかを示す数値で、数値の高いものの方が耐衝撃性能は高いという意味です。
ただし、その高さから落としても破損しないことを保証しているものではないのでご注意ください。
WiFi (ワイファイ)
Wi-fiを介して、カメラからスマートフォンに直接写真を転送したり、遠隔でシャッターを切ったりできるようなことができる機能を各メーカー搭載しています。
写真を撮影してその場でSNS等に撮り立ての写真を掲載できるのはとても便利です。
専用のアプリのダウンロードが必要になる場合がほとんどですのでご注意ください。
Wi-fi接続機能がない場合は、写真を直接スマートフォンに取り込むことはできませんので、規格品のケーブルや付属の専用ケーブルで一旦パソコンへ取り込んだり、SDカードを取り外してパソコンへ取り込む等の1クッション手間が増えますので、WiFi機能が搭載されているカメラを選ぶことをおすすめします。
現在はたいていの機種でWiFiが搭載されていますので、どちらかというとWiFiで何ができるのかをポイントに仕様をチェックしてみましょう。
GPS機能
カメラにGPS機能が搭載されていると、撮影した写真に座標(撮影した場所の位置情報)を付与することができます。(付与するかしないかを設定できるはずです。)
iPhone等では撮影した写真の位置情報を地図の上にそれぞれの場所で撮影した写真が配置されて表示されたりしますので便利ですよね。
カメラでも同じ様に、GPSを搭載していて撮影時に位置情報を記録できる機種もあります。
スマートフォンやパソコンなどに写真を取り込んだ後でも、どこで撮影した写真かがわかるので便利です。(位置情報に対応した写真ビューワーソフト、アプリが必要です。)
また、メーカーによっては、GPSのデータを元にダイビングで移動した軌跡とどのポイントで撮った画像かを後で確認できるソフトウェアを提供しているところもあります。
Rawデータ保存機能
Rawデータとはデジタル一眼(レフ or ミラーレス)、一部のコンデジカメラに搭載されている高品位な写真編集を行うためのデータ記録形式です。
Raw データ = 生データという意味で捉えるとイメージし易いと思います。
イメージセンサーで取り込んだ1画素毎のデータをそのまま記録する機能で、多くのカメラではカメラのメニューの画質設定に「JPEG」と並んで「RAW」モードのどちらでも記録できるようになっています。
Rawデータを使えば、写真を自分流に加工したりすることが可能となりますので、例えば色味や明るさをRawデータを使って後から調整することもできるので便利です。
もっと詳細に知りたい方は、RAWデータって?撮影・保存方法から現像まで徹底解析! を参照してみて下さい。
どういった用途、頻度で使いたいのか? どういった写真が撮りたいのか?
を前述した重要視すべきポイントや仕様比較リストを参考にあなたに合ったコンデジカメラを探してみて下さいね。
ダイビングに使える代表的なコンデジカメラの紹介
では、実際にあなたに合ったコンデジカメラを探してみましょう。
まずは使用用途を明確にし、どういった写真が撮りたいのかをイメージしましょう。
子供と一緒に使う場合があるか?
何メートルまで潜って使うのか?
将来何メートルまで潜ってみたいのか?
マクロ写真や広角写真どちらに選定の主軸をおくのか?
また、実用性も考慮することを忘れない様にしましょう。
純正アクセサリーは充実しているか?
社外品のアクセサリーが販売されてるか?
SNSへの写真投稿やアルバム作成をしたい方は、画像データの加工をする機会が将来生じる可能性があるか? も考慮に入れておく必要があるでしょう。
あなたの直近と将来の使用スタイルを考えながら自分にあった商品を選定してみましょう。
おすすめ水中カメラのラインナップ
以下に2019年度時点でダイビングにおすすめなコンデジカメラを仕様比較情報を添えて表にしましたので選定時に参考にしてみて下さい。
商品画像 | |||||||
メーカー名 | オリンパス | オリンパス | ニコン | ニコン | 富士フィルム | パナソニック | リコー |
商品名 | Tough TG-6 | Tough TG-5 | COOLPIX W300 | COOLPIX W150 | FinePix XP140 | LUMIX DC-FT7 | WG-6 |
特徴 | いつでもどこでも撮れるタフ性能/耐低温-10℃、耐結露といったタフ性能を実現 | 耐久性に優れたGPS搭載モデル。マクロ撮影が美しいと好評価 | 防水深度30m/耐衝撃性2.4mとタフさナンバーワン | 親子で安心して楽しめる / 濡れても落としても安心「子どもも使える安心性能」 | 約207gのコンパクトボディ / 防水25m、耐衝撃1.8m、耐寒-10℃、防塵の堅牢性能 | アウトドアの撮影で活躍する防水・耐衝撃・防塵・耐低温・耐荷重のタフネス設計コンパクト | 過酷な環境下で信頼できるタフボディ、全天候型エクストリーム・ギア |
価格(最安値) | \43,000前後 | \47,000前後 | \32,000前後 | \21,000前後 | \23,000前後 | \51,000前後 | \38,000前後 |
防水性(防水深度) |
15m(防水ハウジング装着時45m) | 15m(防水ハウジング装着時45m) | 30m | 10m | 25m | 31m | 20m |
別売りハウジング |
TP-059(オリンパス純正 - 45m) 社外ハウジングあり(豊富) |
TP-058(オリンパス純正 - 45m) 社外ハウジングあり(豊富) |
✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
画素数 | 1200万 | 1200万 | 1605万 | 1317万 | 1635万 | 2040万 | 2000万 |
F値( 解放F値) | F2.0-F4.9 | F2.0-F4.9 | F2.8-F4.9 | F3.3-F5.9 | F3.9-F4.9 | F3.3-F10 | F3.5-F5.5 |
センサーサイズ | 1/2.3 | 1/2.3 | 1/2.3 | 1/3.1 | 1/2.3 | 1/2.3 | 1/2.3 |
焦点距離 | 25-100mm | 25-100mm | 24-120mm | 30-90mm | 28-140mm | 28-128mm | 28-140mm |
手振れ補正 | 光学/デジタル | 光学/デジタル | 光学/デジタル | デジタル | 光学 | 光学 | 光学 |
光学ズーム | 4倍 | 4倍 | 5倍 | 3倍 | 5倍 | 4.6倍 | 5倍 |
防塵防滴 |
IPX68 | IPX68 | IPX68 | IPX68 | IPX68 | IPX68 | IPX68 |
耐衝撃性 |
2.1m | 2.1m | 2.4m | 1.8m | 1.8m | 2.0m | 2.1m |
WiFi | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
GPS機能 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 |
Rawデータ保存 | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
重量 | 253g | 250g | 231g | 177g | 207g | 319g | 246g |
有名どころのカメラメーカーから水中で使える防水機能を備えたコンパクトデジタルカメラ(コンデジカメラ)があるのが分かりますね。
それぞれ特徴がありますので、気になったカメラは商品名にリンクを貼っていますのでそちらからメーカーサイトを覗いてみて詳細を把握して自分が欲しいカメラのイメージに合うものを探しましょう。
おすすめは、OLYMPUSのTG-6です。
単体だと水深15mまで持っていけます。純正ハウジングを併用すれば45mまで持っていけますよ!!
TG-6は、単体だと水深15mまで持っていけます。純正ハウジングを併用すれば45mまで持っていけますよ!!
カメラ本体 + 純正ハウジング + 充電池セットで発売されているものがトータルコストを抑えることができますのでおすすめです。
ちょっと値段は張りますが、こんな感じのカッコよく丈夫で拡張性も備えたハウジングも社外品として発売されています。
耐圧水深60mです!!
こちらはなんと耐圧水深100mです!!
本体のみで水深30mまで持っていけるタイプのものもあります。
専用ハウジングが発売されていないのでそれよりも深くは持っていけませんが、シュノーケリング、スキンダイビングにはもってこいです。
ビデオカメラに頼らなくても動画撮影が可能
ビデオカメラと呼ばれているタイプのカメラはバッテリー容量と記憶媒体(SDカード etc)の限界がくるまでは連続撮影ができます。
また、Goproを代表とするアクションカメラも仕様上は連続動画撮影ができます。
皆さん意外と一眼レフ/ミラーレス一眼やコンデジカメラという名前から、静止画しか撮影できないと思っていらっしゃる方もいるかもしれませんね。
実は、コンデジカメラも動画撮影ができる機能が付いています。
ただし、30分未満が連続撮影時間の限度です。
30分以上撮影できる場合、EU圏内ではデジタルビデオカメラと分類されるようで、関税が高くなってしまうので機能と適正価格をバランスをとっている様です。
前述した全てのコンデジカメラも動画撮影が可能です。しかも4K動画撮影が可能なものが今では主流になっています。
ただし、電池容量や、4K/HDなど記録画素数(ピクセル)の撮影モード、記憶媒体のグレードや容量に依って撮影可能かどうか、また撮影できる時間が変わりますのでご注意を。
電池容量や記憶媒体の容量が十二分にあれば一度30分撮影が終わったとしても、もう一度動画撮影開始すれば撮影できます。
大体の場合は、電池が先に無くなってしまいますが。。。
プロの愛用者も多いオリンパス・タフ(Tough)シリーズ TG-5/TG-6
メーカーも種類も思っていたよりもたくさんあって、どれを選べばよいのか迷ってしまう方もいらっしゃると思います。
そこで口コミ・評判が良い機種をひとつ紹介したいと思います。
口コミ・評判が良いオリンパス・タフ(Tough)シリーズ TG-5/TG-6
いろいろ調査してみるとダイビングショップのインストラクターさん、ガイドさん達に人気で、口コミや評判が良いのは”オリンパスのタフ(Tough)シリーズのTG-5/TG-6)の様です。
実際に私がお世話になったことのあるダイビングショップの9割以上がTG-5を愛用されていました。
また、ファンダイビングに来られているダイバーさん達も初心者・中級者・上級者に依らず、TG-5を愛用されている方が多く、相乗りボードのカメラバケツにはTG-5だらけ!!という状態で自分の物を識別するために目印を付けておかなければ探すのに時間が掛かって大変。。。という場面を何度も見掛けました。
愛用者皆さんは主に以下の理由でTG-5を選ばれた様です。
- 純正ハウジングあり(防水深度45m) / 機能性・デザイン性の高い社外品のハウジングが豊富に発売されている(防水深度45m以上のものもある)
30m以上の防水深度があれば上級者が行けるダイビングポイントへも持っていける。
社外品で防水深度60mというものもあり、しかもデザインがカッコいい!
特に男性は手袋装着時は本体のみではモードの設定等の操作がし辛い。むしろ女性でもハウジング装着時の方が操作し易いという人もいる。 - F値(解放F値)が2.0 (F2.0-F4.9)の明るいレンズが採用されている
明るいレンズが採用されているで、暗いところで動きのある被写体を撮る場合でも、速いシャッター速度で被写体のぶれを抑えられる。
- 水中撮影モードが充実している
水深15mまでの高い防水性能を持つTG-5/TG-6には、水中での高画質撮影を可能にする専用の水中モードが備わっています。
モードダイヤルを「水中」に合わせるだけで水中撮影に最適なシーンモードを呼び出せます。
TG-5の水中モードでは、水中ワイド、水中マクロ、水中HDR、水中スナップの4種類を選択できます。
TG-6の水中モードでは、水中ワイド、水中顕微鏡、水中マクロ、水中HDR、水中スナップの5種類 + 水中WB(ホワイトバランス) - Rawデータ保存機能が付いているので、撮影後に画像を加工して自分好みの表現に変えることが可能
撮影時に画像を加工せずに出力するRAW記録に対応しており、画像編集ソフトを用いてパソコンでRAW画像の編集・現像が行えるので、撮影後にコントラストやシャープネスを調整し、思い通りの表現に仕上げられます。
- 水中撮影の幅が広がる純正器材・社外品を取り付けるためのアクセサリーが準備されている
マクロ撮影用アクセサリーやコンバーターレンズなどの豊富なアクセサリーを利用できる、拡張性に優れている。
過酷な環境での使用に求められる操作性も考慮されているので使い易い。 - 愛用者が多いので水中撮影器材のレビューやセットアップ方法の情報がネット上から容易に収集できるので撮影の幅を広げることができる
ネット上のレビューを参考にして自分に合った器材の選定が比較的容易に知ることができる。
- 機能・性能に対してコスパが良いと感じる
また、TG-5を愛用されていたショップのほとんどがTG-5の進化版である2019年7月26日に発売されたTG-6への乗り換えを検討していると耳にしました。
もし思い切って新品の購入を検討されているのであれば専用ハウジングとのセットで購入されることをおすすめします。
TG-5はTG-6が発売後既に新品は品薄状態になっています。
TG-6が割高で購入を迷われている方はレンタルもできます。
優れた拡張性のあるコンデジカメラ! オリンパス・タフ(Tough)シリーズ TG-5/TG-6
オリンパスのタフ(Tough)シリーズのTG-5とTG-6は、マクロ撮影用アクセサリーやコンバーターレンズなどの豊富なアクセサリーを利用できるので、拡張性に優れています。
また、過酷な環境での使用に求められる操作性も兼ね備えています。
例えば、TG-6は以下の様に撮影領域を広げる拡張性を実現する豊富なアクセサリーが準備されています。
出典元: OLYMPUS コンパクトデジタルカメラ Tough TG-6 優れた拡張性
詳細については、以下のリンクを覗いてみて下さいね。 ワクワクが止まらなくなりますよ♪♪
Tough TG-5の優れた操作性/システム拡張性
Tough TG-6の優れた拡張性
初心者ダイバー向けのダイビング用水中カメラの選び方 -まとめ
今回はダイビングに使える水中カメラの選定方法といくつかの防水カメラをご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をみて、あなたに最適なカメラを見つけることができたら嬉しく思います。
初心者ダイバーが気軽に綺麗に水中写真を撮影するには、防水性能を備えたコンパクトデジタルカメラ(コンデジカメラ)が最適だと思います。
大きな選定基準の分かれ目は、以下の2点に尽きると思います。
- 将来のスキルアッププランも考慮して30m以上潜って使うのか? = 30m以上潜ることを想定する場合は、ハウジング(防水ケース)が必要
- 将来撮影の幅を広げたいか? = 撮影領域を広げる拡張性を実現するための純正・社外品のアクセサリーが豊富な機種を選定する必要あり
私がおすすめしたいコンデジカメラは、愛用者が機能・性能に対してコスパが良いと感じていると評判で、プロダイバーにも愛用者が多いオリンパスのタフ(Tough)シリーズのTG-5/TG-6です。
その理由はこの記事に書いた私の調査結果はもちろんのこと、私も実際にオリンパス・タフ(Tough)シリーズのTG-5を愛用していて、専門的で難しい知識を持っていない私でも実際に手軽に綺麗な水中写真・動画が撮れているからです。
このブログやSNSを通じてダイバー仲間へ体験した水中世界を共有し、たくさんの”いいね!”やDMをくれる仲間がたくさん増えてきて毎日楽しく過ごしています♪♪